第139号:レナト式リハビリのフロー43:移乗介助(で困っている)2

 

 

 

<第139号(2021.12..19)>

 

 

 


 

☆★☆──────────────────────────────────────

家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~

───────────────────────────────────────── 


発行人の理学療法士 レナトです。いつもお読み下さり、ありがとうございます。

第97号からは新シリーズ(レナト式リハビリのフローに関するメルマガ)を開始しています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 







最近は自分のホームページにて「レナト式リハビリのフロー」を作成中です(URLは、このメルマガの一番下にもあります)。

例えば、高齢者の在宅生活でよくある現象(転倒した、立ち上がりにくくなったなど)からフローで進み、

その考え得る仕組みや、対応するには「レナト式リハビリ」の中でもどの方法を使うか、などをお伝えしようとするものです。

フロー「チャート」というほどのものではないのですが、ご覧になった方が情報を参照しやすくなればと願っています。







このホームページのフローは以前から作りたかったもので、色々と情報を詰め込みたいのですが、

「文章長すぎ・情報量多すぎ」になると、せっかくのフローなのに「流れにくくなりそう」なので(苦笑)、

できるだけシンプルな内容に収めようとしています。

そのかわり、ホームページに載せなかった内容や補足などを、このメルマガでお伝えする形にして行きたいと思っています。










第138号は、こちらです↓


■レナト式リハビリのフロー43

  「移乗介助(で困っている)2」



■編集後記:自分の「心の声」を聴きながら





_______________________

■レナト式リハビリのフロー43

  「移乗介助(で困っている)2」

_______________________



今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「ご家族の介護・介助負担の軽減(=ご本人の身体能力向上→その結果として医療・介護費の軽減)」↓

「あなたは、高齢のご家族をケアする際に、特にどの介助で困っていますか?」↓

「移乗(介助で困っている)」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w211










前回からは「移乗(乗り移り)介助」のお話に入っています。

上記URL内の情報(文章)が他の動作介助のページに比べて少な目なのは、

移乗は大きく分けると「立ち上がり」「方向転換」「座り(着座)」に分かれる、つまり、

これまでに既にご紹介した動作から成り立っているからです(重複した内容まで書くと分量が増えるので、URL内にもリンクを貼る形式にしています)。








ただ、補足したいことはいくつかあるので、数回に分けて、一つ一つお伝えして行きます。

今回は(上記URL内の関連動画の2つ目である)移乗介助の際に、介助者が相手と一緒に「落下するように着地するケース」に関してです。

たとえ着地先がクッション性のあるベッド等だとしても、落下はお互いに恐怖ですし、

介助者が相手に、相撲の「あびせ倒し」のような状態になるため、いずれ大ケガにつながりかねません。








その状態になりやすいケースは、全介助(又はそれに近いレベル)の相手に移乗介助する際が目立ちます。

しかし、決して「介助量が多い=一緒に落下」とは限らないので、「仕組み」を捉えることで、改善につなげて行く必要があります。

前述の動画の中では、考え易くするために、この現象が起こる要因(要素)を次の2つに分けています。

1)密着したまま、2)高い所から 一緒に落下する現象なので、1や2の状態になる要因を探ると、ヒントがありそうです。










1も2も多少説明が長目になりそうな要因(要素)なので、次回以降にお伝えして行きます。

今回は、一見どう対処して良いか分からない現象でも、

「いくつかに分解すれば仕組みが把握しやすくなり、改善(出口))へ向かえる」ということを知ってもらえばOKです。

暗闇でもがいても出口は見つけづらいので、一緒に探って行きましょう。









次回は、前述の1)密着したまま の状態になぜなるのか、についてお話を進めて行きます。

そもそも、なぜ「密着」せざるを得ないことになってしまうのか、

「密着」しないとどうなるのか、

その辺を探って行きましょう。







_________________
■編集後記
_________________


「一年の計は元旦にあり」という言葉がありますが、私はけっこう手前から計画をする方です。

「意思ある所に道は開ける」という言葉もあるように、何かやりたいという「意思(意識)」を持つと、

自然にアンテナが張られた状態になり、吸い寄せるように情報を集めやすくなるので、

やりたいことが実現しやすくなる体験を、これまで何度もして来ました。







別に「やりたいこと」がないと困るわけでもないので、誰しも人生を好きに生きればいいのですが(笑)、

私の場合は色々あるため、残りの人生の中で「どういう順番で、やって行こうか」ということを日々考えています。

人生が終わる時に、「あれもやり残した、これもやり残した」と感じるのがイヤなだけかも知れませんが、

少なくとも、自分の心が「やりたい」と言っていることを、自分の体を使ってやらせてあげると、自分自身をポジティブな状態に維持しやすくなります。







私にとっては、だいぶ前から(ご家族もできる)リハビリ関連の情報を出すことは、「やりたいこと」の一つでした。

2025年問題(少子高齢化が深刻化する時期)までに、ある程度の情報を出して、必要な人の元に届いている(または、必要ならアクセスできる)状態にしたいと常々思って来ました。

リハビリにより高齢のご本人が「やりたいこと」をやれるようになったり、ケアするご家族は介護負担が減って自分の「やりたいこと」にエネルギーを回せる状態になったり・・・そういう世界をイメージしています。

来年はリハビリ関連で新たな書籍もリリース予定なので、少しでもお役に立てれば幸いです。








最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい


では、また次回をお楽しみに!

(レナト)





・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172