非は「養成校の教員」にある、と捉えている
大前提として、立場が異なれば正義は異なるので、「善悪はない」というスタンスでお話しします。
養成校の教員も人間で、人間である限り「完璧」はありません。
また、教員は聖人君子を売りにする職業でもないので、良くも悪くも人間らしさ丸出しな人も、中にはいます(苦笑)。
その上、「相性」はあり得るので、もともと「あの教員とは合わない」という人が臨床実習へ行く際の担任だったりすると、自ずと心の距離があって相談事もしづらいでしょうし、相談してもネガティブな反応をされる可能性もあります。
いずれにせよ、実習先とあなたとの間を取り持つ役割の教員が、あなたの味方でない関係だったのであれば(実習先に味方するような感じだと)、あなたはだいぶ苦しんだでしょうね。。
ただ、養成校の教員である以上、生徒(実習生)を守る必要があるので、それを放棄するような言動を教員がしたのであれば、その場合は教員に問題があるでしょう(あなたが余程とんでもないことを実習先でしてしまった場合は、別かも知れませんが)。
だからと言って、普段からその教員のご機嫌を取ったり、こびへつらったりするのは違いますね。相性が悪いと、逆効果になるかも知れませんし。
相性が悪いなら悪いなりに「適度な距離」をはかりながら、関係を保つ必要はあります。そうでないと、実習先で困った際に、相談を持ち掛けづらくなりますからね。
社会へ出てからも(医療現場へ就職してからも)相性が悪い上司などと仕事する場面は、いくらでもあります。
あなたが妥当な手順でその人にアプローチする限りは、相手も対応せざるを得ません。例えば、教員にせよ上司にせよ、困りごとを相談された事実があるのであれば、対応しなかったら他者から責められますからね。
ちなみに、大人の世界?では形に残す方法がよく用いられます。相談ならメールで行ったり、何かしらハラスメントを受けているなら録音したり・・・いずれにせよ、「私はちゃんとやっています(しかし、相手は・・)」という証拠を示せることは、他者に相談する際には大事になりますね。
でないと、間を取り持つ役割の人というのは、双方からのクレームを聴く立場でもあるので、どちらの言い分が妥当なのか判断に困ることも考えられますし。
余談ですが、ツラいこと・イヤなことなどを教員に相談しづらかった経験やその頃の気持ちを、覚えておくのも悪くないです。
臨床へ出れば分かりますが、「〇〇先生のリハビリは乱暴で痛いのに良くならないから嫌なの。リハビリの日が近づくと憂鬱になるわ」というような患者さん・利用者さんは、少なからずいます。
自分から「先生、担当を変わって下さい」と言える人は少ないので、そういう相談できずに悶々としている患者さん・利用者さんの気持ちに配慮してあげられる治療者に、あなたはなってあげて下さい😉
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