非は「実習指導者」にある、と捉えている

 

 

 

大前提として、立場が異なれば正義は異なるので、「善悪はない」というスタンスでお話しします。

 

 

 

実習指導者も人間で、人間である限り「完璧」はありません。

 

 

 

最近は実習指導者も不足しており、経験年数が比較的浅いのにインターン生を担当する(指導力が未熟な)ケースも少なくないようですし、あなたが社会上・大学等を経由して来た場合は、実習指導者の方が実習生であるあなたより年下ということも普通にあり得るでしょう。

 

 

 

相手が誰であれ、完璧さを求めると、その「ギャップ」に苦しみかねません。

 

 

 

それはまるで、自分の親に完璧さを求め「引き算」で評価して、あなた自らが苦しんでしまうようなものです。

 

 

 

いずれにせよ、実習指導者を恨まないで下さい。恨んでも、あなたの未来にとって良いことはまず無いでしょうから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、実習指導者に明らかに非がある場合というのは、例えば、あなたへの指導を放棄した(放棄するような発言をした)場合です。

 

 

 

高くはなくても養成校から実習費を受け取っているならば、指導者は責任をもって最後まで指導し切る必要があります。

 

 

 

実習生が色々と未熟だからと言って「あなたをどう指導して良いか分からない」と匙を投げるような発言あったなら、それは指導者が未熟と考えられます。

 

 

 

 そもそも、セラピストは治療者であり、治療者は相手を分析・改善するのが生業です。

 

 

 

相手が患者さんから実習生に変わっただけの話なので、実習生を分析・改善できない(適切な方向へ導けない)のは、指導者の技量不足です(実習生の素行が悪すぎるケースなどは別ですが)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたが実習の再挑戦に成功し、有資格者として臨床で活躍するようになったら、そのことを思い出して下さい。

 

 

 

あなたの患者さんが難度の高い人でも匙を投げたり、「これ以上よくならないだろう」と思考停止したりしないセラピストになって下さい。

 

 

 

もちろん、あなたが実習生を受け持つ指導者になった場合には、決して、その実習生に対して匙を投げるような指導者にならないで下さい。

 

 

 

あなたが最後まで相手の改善をあきらめないセラピストや指導者になることで、あなたにツラい想いをさせた実習指導者との出会いは昇華されますよ😉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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