第118号:レナト式リハビリのフロー22:移動(曲がる所の歩行)が不安定

 

 

 

<第118号(2021.7.25)>

 

 

 


 

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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~

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こんにちは、発行人の理学療法士 レナトです。

第97号からは新シリーズ(レナト式リハビリのフローに関するメルマガ)を開始しています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 







最近は自分のホームページにて「レナト式リハビリのフロー」を作成中です(URLは、このメルマガの一番下にもあります)。

例えば、高齢者の在宅生活でよくある現象(転倒した、立ち上がりにくくなったなど)からフローで進み、

その考え得る仕組みや、対応するには「レナト式リハビリ」の中でもどの方法を使うか、などをお伝えしようとするものです。

フロー「チャート」というほどのものではないのですが、ご覧になった方が情報を参照しやすくなればと願っています。







このホームページのフローは以前から作りたかったもので、色々と情報を詰め込みたいのですが、

「文章長すぎ・情報量多すぎ」になると、せっかくのフローなのに「流れにくくなりそう」なので(苦笑)、

できるだけシンプルな内容に収めようとしています。

そのかわり、ホームページに載せなかった内容や補足などを、このメルマガでお伝えする形にして行きたいと思っています。










第118号は、こちらです↓


■レナト式リハビリのフロー22

  「移動(曲がる所の歩行)が不安定」



■編集後記:五輪アスリートも自宅の高齢者も、「最適化」が大事なのは同じです





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■レナト式リハビリのフロー22

  「移動(曲がる所の歩行)が不安定」

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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「在宅生活の継続(入院や施設入所をしない生活の継続)」↓

「あなたの高齢のご家族は、最近実際に転倒しましたか? 」↓

「No(転倒していないが、動作が不安定)」↓

「不安定なのは、どのような動作(場面)ですか?」↓

「移動(歩行)曲がる所」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w187










今回は、「移動(歩行)」の中でも、曲がる所の移動が不安定な場合です。

家の中でも、廊下が直角に曲がっている場所などはよくありますね

上記のURLのページは、これまでの他のページに比べると、今のところ内容がシンプルですが(苦笑)、

曲がる時に特徴的な要素に絞ってお話しさせてもらっています。









上記のURLのページでも書かせてもらっていますが、

問題はズバリ、「遠心力」がかかることです。

そして、それに「耐えられる(対応できる)体か」どうかです。

横への安定性が乏しい人では、それに耐えられない可能性が高まりますね。









上記URL内でご紹介している関連動画でもお伝えしていますが、

筋力不足で耐えられない場合もありますし、

体の硬さのせいで骨盤移動(体重移動)が不十分で対応できない場合もあります。

そして、曲がる時ほどではなくても、その場で方向転換する時にも似た要素がありますので、

それらの場面で不安定性が見られる場合は、身体能力向上に介入してあげて下さいね(手すり設置などの環境整備と併せて)。










レナト式フローの中で、「あなたの高齢のご家族は、最近実際に転倒しましたか? 」から、

「No(転倒していないが、動作が不安定)」の項目はここまでになります。

次号からは、「No(転倒していないが、痛みを訴える)」へ進んで行きましょう。

痛みがあると、動作能力が著しく低下しかねないので、できる軽減・解消をして行きましょうね。






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■編集後記
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東京五輪が始まりましたね。

開催自体や運営方法などの是非はさておき、レベルの高い闘いというのは見ごたえがあります。

競技種目によっては五輪を「本番」と捉えて備えて来たアスリートも多いでしょうから、

積み重ねて来た力を発揮できるといいなと思います。







より良いパフォーマンスを発揮するために、体をつくるのは、トップアスリートだけでなく、高齢者でも同じです。

もちろん、つくり上げるレベルに差はありますが、

その人が持つ条件下で最も動きやすい体にする、「最適化」するという意味では、同じです。

「レナト式リハビリ」は元々そういうものですし、以前そのお話をした動画をつくっていたので、良かったらご覧下さい↓



【動画:レナト式リハビリでは、相手を「最適化」して、最も動けるようにします】

https://www.youtube.com/watch?v=eMbghJMxUg4&list=PL87Hh0oDQOdcJfSzz2mPKkqV69SYrTf6H&index=2










最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい


では、また次回をお楽しみに!

(レナト)





・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172