動きにくさは、本当に歳や病気のせいですか?
歳だから、とか
病気だから、とか
動きにくさの理由をそれらが原因と思い込んでいませんか?
例えば、
『パーキンソン病だから、小刻みな歩き方になる』とおっしゃる方の場合、
2作目でご紹介したお尻まわりの筋肉をつくることで、
片脚で支える能力が高まり、反対側の脚を振り出す滞空時間をかせげるようになることで、
小刻み歩行が改善する人がいます。
であれば、この場合は、
小刻み歩行は物理的に筋肉の支えが弱かったために、
結果的に現象として起こっただけであって、
病気のせいではない、と判別できます。
小刻み歩行で言えば他にも、4作目でご紹介しましたが、
全身的に(筋膜が)硬くなると、
歩く際に骨盤がしっかり横に移動するのを邪魔されるので、
やはり体重移動が不十分で、
振り出す脚の滞空時間を充分取れず、早く落下するため、
結果として(物理的に)小刻みな歩行になってしまいます。
これも、筋膜をほぐして改善するようなら、
やはり、歳や病気のせいではないわけです。
『朝起きた時は小刻み歩行だけど、日中はそうでもない』
というケースは、睡眠中に柔軟性が低下した筋膜が、
日中にほぐれてきて、骨盤の移動を邪魔しなくなったから、と考えると辻褄が合います。
こういうケースには、4作目の方法などでほぐせば、
その場で小刻み歩行がなくなることがよくあります。
病気に対する薬などの治療はもちろん継続が必要ですが、
物理的な支えを作ったり、
動きを邪魔する硬さなどを取ってあげて、
動ける状態を整えることで、
『この整えた状態でも動けないなら(例えば、小刻み歩行になるなら)、病気の影響の可能性が高い』と
ここで初めて判別できます。
レナト式リハビリは、そういう『余地』をつぶして行けるように、
尚且つ、ご家族もできる、簡単で負担の少ない方法に厳選してあります。
ただ医療費や介護費を払い続けるのでなく、
それらを最小限に節約できるツールとしても
使って下さると幸いです。
<関連動画(YouTube:音声・字幕あり)>