レナト式リハビリは、相手を「最適化」します
リハビリを狭義の「動作改善」だとすると、
レナト式リハビリの2本柱は、
①動作に足りないものは、足す
②動作を邪魔するものは取り除く
この2つです。
①は例えば、身体の支えになる筋肉を作ったり、
生まれつき持っている運動連鎖のシステムを再構築したり、というものです。
②は、身体(筋膜)の硬さをほぐしたり、
それに関連する痛みを取ったりすることです。
例えば、古くて動きが悪くなったパソコンでも、
余計なデータなどを捨てて軽くしたり、
動きの良くなるソフトを入れたりすれば、
古いなりに、最も動けるようになりますね。
つまり、古いという条件下で、「最適化」されたわけです。
人間の身体や動作にも、同じことが言えます。
年齢や病気、身体の傷み具合などは人それぞれですが、
上記の2本柱でリハビリすると、その条件下で最も動ける状態になります。
逆に言えば、「最適化」する以上のリハビリを、
人間が人間に対して行えるでしょうか?(再生医療等は例外ですが)
古いパソコンも最適化すれば使い易くなるように、
人間の身体も①と②を行えば、最適化されて、与えられた条件下で最も動けるようになります。
それが、「ベストを尽くした結果」と言えるのではないでしょうか。
誤解があって欲しくないのは、
「ベストを尽くす=苦しい努力をする」ではない、ということです。
「最適化」は人間の身体にとって「理にかなった状態」へもって行くことですから、
当然、「理にかなった方法」で進められるはずです。
逆に、無理・無駄などがある方法で、
「理にかなった状態」へ向かうことこそ、無理がありそうですものね。
ちなみに、
①の方法は、1~3作目でご紹介し(配信済)、
②の方法は4作目でご紹介しています(配信済)。