第73号:在宅生活の環境整備3:どこを優先して、「手すり」を設置しますか?
<第73号(2020.9.5)>
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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~
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こんにちは、発行人の理学療法士 レナトです。
理学療法士はリハビリの国家資格です。
このメルマガの発行は「ほぼ週刊」なので、ゆっくりしたペースで
拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、よろしくお
このメルマガは、自分が作ってきたYouTube動画が増えてき
「こういう順番で動画を観てもらった方が、分かりやすいですよ」
動画の内容の補足も、メルマガの文章中に書かせてもらっています
最近は、「在宅生活の環境整備」に関する動画をご紹介しています
もともと、超高齢社会で病院のベッド数が不足したり、
高齢者施設は(職員不足で)入所制限がかかったり、と
病院や施設に入れないから「自宅で」「在宅医療を」という人が増
仮に施設などに入れるとしても、住み慣れた自宅で何とか生活を続
経済的な問題で(在宅医療の方が費用が抑えられるという理由で)
ならば、少しでも在宅生活を継続できるよう、留意点や工夫などを
第73号は、こちらです↓
■在宅生活の環境整備
「どこを優先して、『手すり』を設置しますか?」
■編集後記:今後、体格の良い世代が介護を受け始めると、大変そ
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■在宅生活の環境整備
「どこを優先して、『手すり』を設置しますか?」
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「自分自身のこと」は意外に自分で分かっていないように、
「自宅」のことも、意外に分かっていない場合があります。
そのために「転倒で大ケガ→入院→施設入所→自宅へ戻れず」とな
こういうことに留意して下さいね。↓
「【在宅生活の環境整備】どこを優先して、『手すり』を設置しま
https://www.youtube.com/watch?
動画の中では、
1.「日本の家屋は広くない場合が多いので、手すりが多すぎると
2.「基本は、リハビリに専門職に相談して、身体能力と家屋構造
3.「実際に転倒歴がある場所は、手すりを設置する優先的な候補
4.「他にも、『逆に考えて』もし手すりがなかったら、ダメージ
などについてお伝えしています。
あちこちに「手すり」を取り付けてしまうと、家が広くない場合は
手すりは身体能力の低下を補うものなので、基本的には身体能力の
介護保険のレンタルで、「つっかえ棒」的に脱着がすぐ出来たり、
大がかりな工事をしなくても、手すりをすぐに利用できるケースが
動画の中でもご紹介していますが、手すりの「向き(縦・横・斜め
基本的に重心移動の方向に合わせて選択するので、
例えば、廊下など水平に重心移動する際は「横手すり」を、
段差部など上下に重心移動する際は「縦手すり」を設置します。
「手すり」は便利な道具なのですが、頼り過ぎると肝心の「身体能
望ましいのは、リハビリなどで身体能力を高め、「手すり」を使わ
手すりへの「依存度」を下げられた方が、結局は在宅生活を長く続
「レナト式リハビリ」は、カンタンな方法で体の支えをつくれるの
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■編集後記
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手すりに限らず、福祉用具はこれまでも関係者の努力で進化して来
今後は「ロボット」も色々な場面で登場しそうで、私も期待もして
そういう機能面の進歩は良いのですが、私の中にある「別な懸念」
日本人の「体のサイズ」が大きくなって来ていることです。
特に都会は、家や部屋、通路が狭いため、
車イスの通行でも手すりの設置でも、寸法を気にしないといけない
これまでに介護やリハビリが必要になっている世代に関しては、男
今後高齢者になる予定の、すっかり体格の良くなった世代以降に関
その頃までに、(特に都会は)部屋や通路が広くなっている可能性
ましてや、全てバリアフリーな住宅になっていることもないでしょ
身長が180~190センチもあって、しかも太っているような男
福祉用具や環境整備に関しても、苦労しそうです。
日本の住宅事情というのは、色々な面で手ごわいですね。。。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、
早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい
では、また次回をお楽しみに!
(レナト)
・今後もリハビリ関連の内容を、YouTubeの動画も使って、
(YouTubeのチャンネル名は「人生リハビリちゃんねる」で
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