第65号:良いリハビリ専門職の見分け方3:普段の言動から「論理的」ですか?

 

 

 

 

<第65号(2020.7.11)>

 

 

 




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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~

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こんにちは、発行人の理学療法士 レナトです。

理学療法士はリハビリの国家資格です。

このメルマガの発行は「ほぼ週刊」なので、ゆっくりしたペースでやらせてもらっています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、よろしくお願い致します。






このメルマガは、自分が作ってきたYouTube動画が増えてきたため、

「こういう順番で動画を観てもらった方が、分かりやすいですよ」というガイドとして始めました。

動画の内容の補足も、メルマガの文章中に書かせてもらっています






最近は、「リハビリ専門職の見分け方」を、お伝えしています。

「家族がリハビリをする時代」になって行く上で、

「どういう人に相談すればいいの?」というのは、気になるポイントですもんね。







第65号は、こちらです↓


■良いリハビリ専門職の見分け方

  「普段の言動から『論理的』ですか?」




■編集後記:必ず「辻褄(つじつま)」は合います



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■【良いリハビリ専門職の見分け方】「普段の言動から『論理的』ですか?」

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私自身、リハビリ専門職として、多くの「リハビリの先生」と関わって来ました。

同じ国家資格を持っていても、ベースが別な人間ですから、色んな人がいます。

ここでは、同じ専門職から見て、「こういう先生はいい(または、良くない)」というお話をして行きますね(私見ですが)↓









「【良いリハビリ専門職の見分け方】「普段の言動から『論理的』ですか?」(3分42秒)

https://www.youtube.com/watch?v=M6KPjH2xrE0&list=PL87Hh0oDQOddkAvyJsp92dpLTsN0ga52X&index=3






動画の中では、

1.「個人の資質(水面下の氷山)が『非論理的』だと、臨床での言動(水面上の氷山)も『非論理的』になる」

2.「論理的だと、『再現性』があるし、他者に『説明』ができる

3.「『非論理的』だと『再現性』が乏しく、継続して良い結果を出せない(まぐれ当たりだけ)」

4.「『再現性』があるリハビリなら、入退院を繰り返すたびに身体能力が低下する人の体でも、毎回つくり直せる」

などについてお伝えしています。








個人差はありますが、物事の「筋道(すじみち)を考えるのが苦手な人」がいます。

一般人なら別に苦手でもいいのかも知れませんが、

医療職(治療職)がそれでは、患者さんやご家族が困ります。

今回ご紹介した動画の中では、その弊害について、いくつか例をお伝えしました。







「論理的」でなければ、継続的に良い結果を出しにくいので、

そういう治療者(専門職)でないと判断できたら、可能であれば、別な治療者への変更を検討した方がいいですね。

その見分け方の一つが、「普段の言動から、論理的かどうか」ということです。

「普段は非論理的なメチャクチャなことを言うのに、臨床では論理的」ということは、

残念ながら、あり得ないからです。










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■編集後記
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いかなる物事でも「辻褄(つじつま)」は合うものです。

例えば、今日雨が降るのにも理由がありますし、降らないのにも理由があります。

天気図や雲の状態などを見れば、「辻褄が合う」わけですね。

その辻褄(整合性)を意識できているか、だけでも大きな違いです







「辻褄が合わないことを言う人」というのは、治療職に限らず、信用できませんね(笑)。

話す内容に矛盾があったり、不自然な部分があったりするので、「それ、本当ですか?」とツッコミを入れたくなります。

ツッコんだ際の相手の反応は、一つの「見どころ」で、

ちゃんと説明してくれるか、適当にごまかそうとするか、怒り出すか、などで、更に判断できますね。







ただ、日本人はもともと、角が立たないように相手をおもんばかる傾向がありますし、

ましてや、権威に対して強い態度に出るのが苦手な人が多い印象なので、

治療者に対しても「それ、本当ですか?」とか、「前回と説明が違ってますよね?」とか

ツッコミを入れずに、「辻褄が合わない人」を野放しにしてしまう可能性があります。







しかし、手をこまねいていることで、

あなたの大事な家族やあなた自身が「損失」を被り続けるのであれば、

勇気をもってツッコむのは、一つのやり方でしょう。

そのやり取りの内容を根拠に、治療者を変更してもらう交渉もでき得ますからね。











最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい


では、また次回をお楽しみに!

(レナト)



・今後もリハビリ関連の内容を、YouTubeの動画も使って、簡単にお伝えして行きます

(YouTubeのチャンネル名は「人生リハビリちゃんねる」です)。


・バックナンバー(ページの後半にございます):https://no-pain-yes-gain.com/free/w46